山種美術館 〒150-0012 東京都澁谷区広尾3-12-36 |
Hayami Gyoshu: Eternal Challenges to Nihonga |
新美術館開館記念特別展 速水御舟 -日本画への挑戦- |
―御舟最晩年の未完の大作《 |
大正から昭和を駆け抜けた日本画家・速水御舟。40年の短い生涯におよそ700余点の作品を残しましたが、その多くが所蔵家に秘蔵されて公開されることが少なかったため、「幻の画家」と称されていました。 |
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速水御舟 《炎 舞(えん ぶ)》 |
…近来速水君の死ほど驚いたことはない。今、速水君を失ったことは美術院にとって どんな大きな損失であるかわからない。… 「若い人々へ」 横山大観 |
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【展覧会の構成】 |
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新美術館開催記念特別展である本展では、山種美術館蔵の 《炎 舞(えん ぶ)》 《名樹散椿(めいじゅちりつばき)》 (重要文化財)をはじめとする 120点の御舟作品に加え、初公開となる未完の大作《婦女群像(ふじょぐんぞう》および 1930年の渡欧日記(ともに個人蔵)も展示します。これらの新出資料を通じて、40歳の若さで急逝した御舟が新たに目指していた方向性が明らかになることでしょう。 |
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第1章 画塾からの出発 |
第2章 古典への挑戦 |
第3章 渡欧から人物画へ |
第4章 挑戦者の葛藤 |
速水御舟 (1894-1935) |
略歴:本名蒔田栄一 |
「速水御舟」 ―日本画への挑戦― 山ア 妙子(山種美術財団理事長・山種美術館館長) |
…御舟は、1934(昭和9)年6月7日付の日記において、天心のもとで新日本画の創造に邁進した横山大観らを院展の第一世代、安田靫彦、小林古径らを第二世代として尊敬している。そして、自らを第三世代と位置付け「現在の状態では前者の記録を破ることは否保つことさえ覚束なそうだ。大奮発しなければならない」と気概を述べている。その意気込みは、これから見ていく彼の画風展開に明らかに反映されることとなる。下記の御舟の発言は、彼の大胆なまでの日本画への挑戦を象徴するものである。 |
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参考資料:Press Release、カタログ他。 |
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